「妊活中は、高温期によもぎ蒸しをしてはいけないんですか?」というご質問をよくいただきます。
SNSや一部のブログでは「排卵後のよもぎ蒸しは危険」といった情報も見かけますが、
実はこの話、絶対的な医学的根拠があるわけではありません。
✅ よもぎ蒸しは高温期に“絶対NG”ではない
温活や鍼灸・漢方などの自然療法では、生理周期にあわせたケアを行う考え方があり、
「高温期(排卵後)は子宮を刺激しない方がいい」
といったアドバイスが広まった背景があります。
たしかに、高温期は妊娠が成立しやすいタイミングでもあり、
「着床を妨げないように、体に余計な刺激を与えたくない」
と考える気持ちは自然なものです。
しかし実際には、このアドバイスは“すべての人に当てはまるわけではない”のです。
🧠 高温期の体のしくみとよもぎ蒸しの関係
- 低温期(生理後〜排卵前):子宮内膜の回復と増殖期。温めることで血流促進が期待される。
- 高温期(排卵後〜次の生理前):体温が自然に上がり、内膜が着床の準備へ。熱をためすぎると、のぼせ・不安・不眠を招く人も。
このように、高温期は温めすぎに注意すべき場合がある一方で、
冷えが強い人にとっては、「よもぎ蒸しが心身の安定につながった」というケースもあります。
🌿 専門家の間でも見解はさまざま
実際に、妊活専門の鍼灸師や漢方医の中でも、
「高温期は避けるべき」という方もいれば、「体質によっては推奨」という方もおられます。
つまり、高温期のよもぎ蒸しは“絶対ダメ”ではなく、
“体質と目的に合わせて判断する”のが正解。
📝 妊活中のよもぎ蒸し提案のポイントまとめ
時期 | よもぎ蒸しの基本方針 | 補足 |
---|---|---|
生理中 | ❌避ける | 経血排出の時期。蒸気刺激は控える |
生理後〜排卵前 | ◎積極的に取り入れてOK | 血流改善・体づくりの土台に |
排卵期 | △体調により調整 | 温めすぎず、穏やかにケア |
高温期(排卵後〜生理前) | △慎重に判断 | 妊娠の可能性を考慮。個別判断が必要 |
💬 おわりに
「高温期にはよもぎ蒸しを避けるべき」という情報は、
あくまで一部の考え方から生まれたものにすぎません。
大切なのは、生理周期の知識と体質の見立てを合わせて、
お客様一人ひとりに合った提案をすること。
妊活中のケアこそ、決めつけず、やさしく丁寧に寄り添っていきましょう。
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